山下会長、全柔連コロナ拡大に「運用不十分だった」 新たに4人陽性 処遇審議延期5・7以降に

[ 2020年4月14日 05:30 ]

全日本柔道連盟・山下泰裕会長
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 全日本柔道連盟は13日、1年延期となった東京五輪代表選手の処遇などを審議する15日の常務理事会を、5月7日以降に延期すると発表した。全柔連では東京都文京区の講道館にある事務局職員に新型コロナウイルス感染が相次いでおり、この日も新たに4人に陽性判定が出た。感染者は計16人となった。

 常務理事会については午前中に山下泰裕会長や新型コロナに感染した中里壮也専務理事らが電話協議し、実務の中心を担う中里氏が罹患(りかん)した状況では十分審議ができないと判断し、延期を決めたという。一部代表選手からは権利保全や迅速な判断を求める声があったが、扱いは宙に浮いたまま、月をまたぐことになった。

 全柔連は職員に感染者が出て以来、初めて山下会長の声明を発表。感染の経緯については「特定は困難な状況にある」とした上で、クラスター(感染者集団)発生について「感染拡大防止の対策は早期に講じてきましたが、このような結果になりましたことは、運用の面が不十分であったと反省しております」などとコメントした。

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2020年4月14日のニュース