【羽生結弦の1年 NHK杯】「勝ちたい。勝つことに意味がある」

[ 2020年4月5日 05:30 ]

羽生結弦の1年「言葉」と振り返る

NHK杯 男子ショートプログラム【秋によせて】(撮影・小海途良幹)
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(25=ANA)の2019―20年シーズンが終わった。集大成の世界選手権は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期という形で突然、幕を閉じたが、今季も名場面が満載だった。序盤の連戦を経て、たどり着いたプログラムとの決別。そして、四大陸選手権で男子初のスーパースラム達成…。駆け抜けたシーズンを印象的なコメントとともに、振り返る。

◆NHK杯(19年11月22日~24日 札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
「日本の会場で滑ることがどれだけ特別か。ずっと待ち望んでいた」
「勝ちたい。勝つことに意味がある」

 3年ぶりに北の大地の銀盤に帰ってきた。GPシリーズ2戦目。スケートカナダでシーズン世界最高得点をそろえた羽生が日本のファンの前で見せたのは、圧巻の修正力だった。

 SPは自己記録に迫る109・34点で好発進したが、フリーは後半の連続ジャンプにミスが出た。3連続ジャンプ冒頭の4回転トーループが2回転に。それでも、残るジャンプの難度を上げた。体力が消耗した終盤、トーループの4―3回転を着氷し、トリプルアクセル―1回転オイラー―3回転サルコーの3連続ジャンプにも成功。合計得点は、ただ一人の300点超えだった。

 経験則から導き出されたリカバリーで、NHK杯は4度目の戴冠。GPファイナルの出場権を獲得し、チェン(米国)との直接対決へと向かった。万全の状態でファイナルへ駒を進めた羽生は、勝利への欲をむき出しにした。リベンジしたい――。その思いが、王者を支えていた。

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