渋野 20歳ラストは13位「ポンコツです。今年の私の中の流行語」“らしく”スマイルフィニッシュ

[ 2019年11月11日 05:30 ]

女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック最終日 ( 2019年11月10日    滋賀県・瀬田GC北C=6659ヤード、パー72 )

18番、バーディーフィニッシュの渋野日向子はキャディーグータッチ(撮影・井垣 忠夫)
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 20歳最後の試合は13位で終戦。渋野は7位からの巻き返しを図るも、順位を下げる形になった。

 「ポンコツです。今年の私の中の流行語。まあ、ポンコツに当てはまるようなゴルフでしたね」

 アイアンショットが不調だった。8番パー4で2打目をグリーン右に外し、15番パー4でも第2打が右に抜けてバンカーにつかまりスコアを落とした。だが、上がり2ホールは連続バーディー締め。特に最終18番ではピン奥6メートルを沈めて「よく入れました。自分でもびっくりしちゃった」。笑顔で終えるところが、渋野らしさだ。

 今月15日に21歳の誕生日を迎える。昨年11月末の最終予選会(QT)突破からプロ初優勝、そして海外メジャーのAIG全英女子オープン制覇と怒濤(どとう)の1年を過ごしてきた。「なんちゅ~1年だ」が率直な感想。20歳の1年を漢字一文字に例えると「恥」だという。「今、パッと浮かんできた。皆さんに知っていただけているのが、恥ずかしいんでしょうね」。激変した環境を、ウイットに富んだ一文字で表現した。

 今大会で賞金ランクは3位に後退。目標に掲げる賞金女王へ向けて、負けられない残り3試合を迎える。「残り3試合は本当に全部優勝(するくらい)じゃないと無理。攻めの気持ちを忘れずに頑張らないと」。21歳になった渋野から、目が離せない。

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