サモア 後半本領!白星発進 6Tもイエロー2枚反省

[ 2019年9月25日 05:30 ]

ラグビーW杯1次リーグA組   サモア34―9ロシア ( 2019年9月24日    熊谷 )

<ロシア・サモア>前半、突進するサモアのピシ
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 大会初登場のサモアがロシアに34―9で逆転勝ちし、勝ち点5を獲得した。サモアは前半に1トライは奪ったもののシンビン(一時退場)が相次ぎ、5―6で折り返した。だが、後半に地力の違いを見せて5トライの猛攻。堅い防御でロシアをノートライに封じた。

 青いユニホームをまとった島国の戦士たちが、荒ぶる海のように相手に襲いかかった。後半4分にラインアウトから連続攻撃で逆転トライを奪うと、1点差に詰め寄られた同9分には再びラインアウトからWTBフィドウがトライ。DFラインの間をきれいに割り、雄叫びを上げた。

 ロシアから日本を上回る34点を奪って幸先よいスタートは切った。だが、その一方で多くの反省材料も残った。開幕戦で日本に完敗し、中3日で疲労が色濃く残る相手に前半は苦しんだ。先制トライを奪うも、PG2本で逆転された直後に規律を乱して2枚のイエローカード。ジャクソン監督は「タックルではもっと規律を守り、技術を磨かないといけない」と話した。

 目標は1次リーグ突破。次戦は30日に前回大会8強のスコットランド、3戦目は中4日で日本と対戦する。「しっかりと反省して、とにかくハードにプレーするだけ。日本は全員がデンジャラスだが、特に松島に気をつけたい」とSOピシ。必勝態勢でライバル撃破に準備を進める。

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2019年9月25日のニュース