渋野 異例措置で強化指定選手へ!協会が特別サポート検討

[ 2019年8月15日 05:30 ]

女子ゴルフツアー NEC軽井沢72練習ラウンド ( 2019年8月14日    長野・軽井沢72北C )

<NEC軽井沢72 練習日>渋野日向子(中央)は福島晃子(左)、浩子(右)姉妹から米国ツアーの心得を伝授され記念撮影を行う (撮影・西川祐介)
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 日本ゴルフ協会(JGA)がAIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20=RSK山陽放送)の特別サポート体制を検討していることが14日、分かった。日本人2人目のメジャー優勝で世界ランクは畑岡奈紗(20=森ビル)に次ぐ日本人2番手の14位に急浮上。日本オリンピック委員会(JOC)が認定する男女各8人の強化指定選手は来年まで変更できないため、JGAが特別サポートに乗り出す方針で、9月9日の五輪競技対策本部強化委員会で提案される見込みだ。

 AIG全英女子オープン優勝によって、世界ランクは46位から14位に急浮上。日本勢2番手となり、五輪代表に大きく前進した渋野に特別サポート体制が築かれる見通しとなった。JGA関係者は「今の世界ランキングから言えば2番目。何かしらサポートしていけたら」と明かした。

 現在は昨年末の世界ランクによって松山英樹や畑岡奈紗ら男女各8人が、JGAの推薦を受けJOCの強化指定選手となっている。しかし、選手の入れ替えは1年に1回。そのため、渋野が強化指定選手に入るためには、来年1月まで約半年待つ必要があった。そのブランクを埋めるため、JGAは特例として強化指定選手と同様のサポートを行い、東京五輪へ向けて継続的に強化支援を行う方針。9月9日に開催されるJGA五輪ゴルフ競技対策本部強化委員会で提案され、正式決定するもようだ。

 強化指定選手に認定されると、国立スポーツ科学センター、味の素ナショナルトレーニングセンターでメディカルチェックなどが受けられるほか、強化拠点のフェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎)をほぼ自己負担なしで利用できる。さらに、五輪競技会場となる霞ケ関CC(埼玉)もスムーズに利用可能になる見込みだ。

 渋野は同コースでのプレー経験は作陽高時代の1度だけで今後のラウンド予定は「全然ない」と話していたが、五輪に向けて大幅なコース改造も行われている。強化指定を受けている畑岡は、今月11日にラウンド。事前にコースを確認できることは、他国の選手に比べてアドバンテージになる。

 この日は16日に開幕する国内ツアー、NEC軽井沢72(長野・軽井沢72北C)へ向けて9ホールの練習ラウンドを行った。「母国開催なので、金メダルを目指したい」と語っていた20歳にとって、特別サポート体制は大きな追い風となりそうだ。

 ▼ゴルフ競技五輪強化指定選手 男女とも昨季終了時点で申請のあった選手から世界ランク上位8人を認定。認定期間は今年1月から20年の3月まで。女子は畑岡奈紗、鈴木愛ら前年からの継続組に、小祝さくらと松田鈴英が新たに加わった。今季の終了後にランキングなどを基に入れ替えを行う。強化選手はナショナルトレセンなどの施設を優先的に利用できるなど優遇措置を与えられる。

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