美人アマ渋沢暫定2位 目土をちゃんとやると「いいことがある」

[ 2019年8月2日 20:09 ]

女子ゴルフ 大東建託いい部屋ネットレディース第2日 ( 2019年8月2日    山梨県南都留郡鳴沢村、鳴沢ゴルフ倶楽部=6605ヤード、パー72 )

 雷雲の接近で8人しから雷雨の影響で60人がホールアウトできず2日連続の日没サスペンデッドとなった。 アマチュアの渋沢莉絵留(18=北山CC)が第2ラウンドの16ホールを消化し、通算8アンダーまで伸ばして暫定2位につけた。第1ラウンドトップの浜田茉優(23=伊藤園)が12ホールを終え、通算10アンダーで暫定首位に立っている。

 渋沢は午前3時半に起きて前日から持ち越した10ホールを消化。第1ラウンドを67の2位で回ると、第2ラウンドも順調にスコアを伸ばした。

 「今週は練習ラウンドの時に入念にメモを取って準備したおかげで、攻めと守りがハッキリしたゴルフができました」。その言葉通り、下りのパットを残すとバーディーを取るのが難しいグリーンを手前から攻略。12番で3メートル、16番では5メートル、2番でも4メートルを沈め優勝争いに顔を出してきた。

 近代日本の資本主義の父と呼ばれ、24年から発行される新1万円札の“顔”となる渋沢栄一につながる家系。「お父さん方なんですけど、私はあまりピンと来ないんです」と照れ笑い。

 プレー中は必ず目土袋を手に持ち歩く。ショットを終えると必ずディボット跡を修復。「高校時代(沖学園)の元監督の方から“(目土をちゃんとやると)やった分だけ返ってくるよ”とずっと言われてきたので」と今週はスコアだけでなく、マナーの良さでも目立っている

 。決勝ラウンドへ向け「優勝争いはそんな意識してないですけど、今は調子を保てているので。この調子であまり意識せずトップにじわじわ追いつけたらいいかなと思います」。ゴルフはエチケットとマナーのスポーツ。その土台がしっかりしてれば、最後にきっといいことがあるはずだ。

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2019年8月2日のニュース