高安、荒磯親方に6勝7敗も収穫「もう少し体を動かしていけば…」

[ 2019年6月26日 17:10 ]

高安(左)は低い体勢で荒磯親方を攻める
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 大相撲名古屋場所(7月7日、ドルフィンズアリーナ)に向けて、大関・高安(29=田子ノ浦部屋)が26日、名古屋市西区の同部屋宿舎で荒磯親方(元横綱・稀勢の里)と三番稽古を行った。右上手を与えて胸が合うと劣勢を強いられたが、低い体勢からまわしを与えずに前に出るなど13番で6勝7敗だった。

 巡業のなかった5月の夏場所後は都内の田子ノ浦部屋でも荒磯親方と数回、胸を合わせており、高安は「いい状態で名古屋に来ることができた」と十分な稽古が詰めた。名古屋入り後の稽古始めだった25日は序二段力士に胸を出した程度とあって、この日は「感触を確かめた」と動きを確認することに重点を置いた。前へ出る意識を持って取り組んでおり、「もう少し体を動かしていけば。体をしっかり仕上げて、自信を持てるような稽古をしていきたい」とペースアップしていく考えだ。

 胸を合わせた荒磯親方は「東京でやった方が良かった」と話しながらも、「(立ち合いで)はじいた時の強さは凄い。はまるとガーッとくる」と前への圧力も感じていた。27日から3日間は二所ノ関一門連合が行われるだけに「まだまだ伸びてくると思う。飛ばしすぎずに、15番なら15番、しっかり集中してやってもらいたい」と期待を込めた。

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