貴景勝、押し相撲極める!稽古再開、復活Vへ原点回帰誓う

[ 2019年6月26日 05:30 ]

七夕の短冊に思いを込めた貴景勝
Photo By スポニチ

 大相撲の大関・貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)がカド番で迎える名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて名古屋市内で稽古を再開した。緊張感漂う表情で、久々に土俵に足を踏み入れると、四股や軽いすり足など、痛めた右膝に負担の少ない基礎運動で3日ぶりに汗を流し「感触は悪くなかった。(患部は)だいぶ良くなってきている。力はしっかりと入ると思う」と復活の舞台を見据えた。

 名古屋場所前の恒例となった関取衆による七夕の短冊イベント。貴景勝は「自分を知り極める」と願いを込めた。先場所4日目の御嶽海戦で得意の突き押しではなく、もろ差しで寄り切って難敵に勝利したが、その代償が右膝じん帯損傷だった。原点に立ち返るきっかけともなった一番。「押し相撲」を極めて角界の頂点を目指す。

 相撲を取る稽古は週明けに行う予定。「もう一回(じん帯)を切ったら終わり。間違った気合、根性だけの無謀な挑戦はしないようにしたい。相撲人生終わっちゃうから」。カド番を意識せず、将来を考えて出場の判断をする。

 七夕の初日まで2週間を切った中、計画通りにメニューをこなして回復の時を待つ。「指折り数えて残り何日とか言っていると早いもの。2週間で調子いい体に持っていけるか。ここから凄い良くなるか、このまま場所を迎えるのかも分からない。できるだけ出る方向で、一生懸命やる」と力を込めた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年6月26日のニュース