奈紗 決勝Rへ 強風耐え72「もう60台くらいの価値」

[ 2019年6月23日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第2日 ( 2019年6月21日    米ミネソタ州チャスカ ヘーゼルティンナショナルGC=6807ヤード、パー72 )

15番でパットを外した畑岡
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 首位に8打差の82位から出た世界ランク6位・畑岡奈紗(20=森ビル)は強風の下、72と踏ん張り、通算4オーバーの53位に順位を上げた。横峯さくら(33=エプソン)は通算5オーバーの66位で予選突破。上原彩子(35=モスバーガー)は8オーバーの98位、山口すず夏(18=環境ステーション)は11オーバーの119位で予選落ちした。オーストラリアのハンナ・グリーン(22)が69と伸ばし、通算7アンダーで首位を守った。

 強風下、平均ストロークが74・49まで落ち込んだ2日目。苦難の1日をパープレーで乗り越えた畑岡は安どの表情を浮かべた。

 「凄くホッとしました。もう60台くらいの価値ですね」

 風が強くなった後半12番でガードバンカーからの第3打がグリーン手前ラフで止まり、クラブを叩きつけた。しかし、直後に同じ58度で起死回生のチップインパー。ティーショットを左に曲げた14番では、目前の木を避けるため54度で5ヤードのインテンショナルフック。2オンを果たし、パーを拾った。

 スタート前の練習場で、前週も悩まされた球のバラつきの原因を突き止めた。「ボール半個くらいです」。アドレス時に約2センチ、ボールに近づくことでインパクトの違和感が解消。ピンを真っすぐ狙えるようになった。

 昨年は最終日に9打差を追いつきプレーオフに進出。この時の64は、最終日の大会ベストスコアだ。「伸ばすしかないので天気に関係なくしっかり攻めていきたい」と強い気持ちで決勝に突入した。

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2019年6月23日のニュース