スケボー12歳碧優V!女子初の大技「バックサイド540」決めた

[ 2019年6月18日 05:30 ]

スケートボード デュー・ツアー ( 2019年6月16日    米カリフォルニア州ロングビーチ )

スケートボード、デュー・ツアーの女子パークで優勝した岡本碧優
Photo By ゲッティ=共同

 各種目の決勝が行われ、パークの女子は12歳の岡本碧優(みすぐ、Proshop Bells)が63・16点で制した。女子で実戦の成功例がなかったとされる斜め軸の1回転半を3度成功。一躍、東京五輪の金メダル候補に躍り出た。10歳の開心那(ひらき・ここな、hot bowl skate park)が53・06点で3位。ストリート男子は白井空良(そら、17=ムラサキスポーツ)が35・1点の2位に入るなど、スケートボード発祥の米国で日本勢旋風が巻き起こった。

 パークの女子でライバルたちを寄せ付けなかった岡本は、別次元ともいえる圧巻の演技構成を完璧にこなした。五輪予選対象大会を制したばかりか、本番の「金」最有力候補に名乗りを上げても「実感が全く湧かない」という中学1年が、世界トップのレベルを一気に引き上げた。

 1回転半の大技「バックサイド540」を軸を斜めにして3回とも成功させたが、女子が実戦で決めたのは今大会の岡本が初とされる。「失敗するかも、と不安だったが、決まってよかった」と、思い切った挑戦が優勝を呼び込んだ。

 パーク男子で日本勢最高の10位だった笹岡建介(Proshop Bells)の実家に下宿。一緒に腕を磨き、演技構成のアドバイスも受ける。大技を仕掛ける位置やタイミングが的確だったことも、高得点を引き出せた要因だった。

 今大会の演技構成は独自性と難易度で最先端を走る。だが、スケートボードの技は日進月歩。指導する高橋玲コーチも「すぐにそれ以上のことをやる人が出てくる」と口元を引き締める。岡本自身も「(コース上部の縁を車輪の金具で滑る)グラインド系の技やスピードがまだまだ」と課題を自覚。歩幅を広く保ったまま、さらなる進歩を期す。

 ◆岡本 碧優(おかもと・みすぐ)2006年(平18)6月22日生まれ、愛知県高浜市出身の12歳。小学2年からスケートボードを始め、昨年11月に南京(中国)で開かれたパークの世界選手権で5位入賞。12月から男子の有力選手、笹岡建介(Proshop Bells)の実家に下宿して練習を積む。今年3月の日本オープン・パーク大会優勝。1メートル41、36キロ。

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