朝乃山 優勝パレードに7000人「ビックリ」 近大マグロ贈呈に笑顔「刺身にして食べたい」

[ 2019年6月18日 14:48 ]

大相撲夏場所で初優勝し、大阪府東大阪市の母校近大でパレードに臨んだ朝乃山(右)と師匠の高砂親方
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 大相撲夏場所で初優勝した平幕の朝乃山(25=高砂部屋)が18日、大阪府東大阪市の母校近大で優勝パレードに臨んだ。最寄りの近鉄長瀬駅から近大西門までの商店街1キロをベンツのオープンカーに乗って移動。駆けつけた同窓生、ファンは同校発表で7000人と過去3回で最多だった2012年ロンドン五輪後の2000人を大きく上回った。

 その2012年は現在スポーツキャスターで競泳女子100メートル背泳ぎで銅メダルを獲得した寺川綾(34)ら5選手がパレードした。朝乃山1人で実にその3・5倍の人出にその当人は「想像以上に人が多くてビックリした。平日にもかかわらず応援しに来てくれた人には感謝します」と興奮。さらに鹿児島県にある近大水産研究所・奄美実験場で育った近大マグロの贈呈に、「刺身にして食べたい」。出荷のメドとなる3年もので重さ46キロ、30万円相当のプレゼントに笑顔を見せた。

 朝乃山は「名古屋場所も厳しい場所になりますが、自分に自信を持ち自分の相撲を取りきり、勝ち越しを目指したい」とあいさつ。母校訪問は大阪で本場所があった3月以来だが、「同級生、先輩後輩とご飯を食べにいった近大通りは懐かしかった」とリフレッシュできた様子だった。

 近大OBでもある師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は「今や近畿大学というよりマグロ大学。そのマグロ大学から出た小さなマグロがこの五月場所で初めて優勝しました。入門から4年足らず。よく頑張った。近大マグロに負けないよう大きく成長させたい」と同窓生にさらなる成長を約束した。近大相撲部の伊東勝人監督は「みなさんに応援に来てもらえてありがたい。これをしっかり受け止めて(7月の)名古屋場所では2ケタ目指してほしい」と激励した。

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2019年6月18日のニュース