栗原恵、笑顔の引退会見「幸せな選手生活だった」 指導者転身もビーチ転向も否定

[ 2019年6月10日 13:00 ]

引退会見中に笑顔を見せる栗原恵(撮影・久冨木 修)
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 4日に現役引退を発表した、バレーボール女子の元日本代表で「プリンセス・メグ」の愛称で親しまれたアタッカー栗原恵(34)が10日、都内のホテルで会見し「けがも多くてみなさんに心配をかけた。たくさんのことがあったが、最後は思い描いていた通り。何より幸せな選手生活だった」と17年間のバレーボール人生を振り返った。

 前所属チームの日立を引退する際に、1シーズンでの引退の意思は決まっていたといい「この1年やりきろうと思いでやっていました。引退覚悟での1シーズンのチャレンジでした」と明かした。
 今後については「選手としてバレーをすることが大好きなので、指導者というのは荷が重い。ビーチバレーも自分がプレーすることはないですね」と話した。

 栗原は山口・三田尻女高(現誠英高)在学中から日本代表で活躍。04年アテネ五輪では5位入賞に貢献した。08年北京五輪にも出場。同学年で10年に現役引退した大山加奈さんとは「メグカナ」コンビとして女子バレー界をけん引。11年にはロシアへ移籍するなど海外にも活躍の場を広げた。

 帰国後は国内で所属チームを変えながら現役を続行した。5月には現役最後の大会となった全日本男女選抜大会に出場。4日には自身のブログで「改めて“バレーボールって楽しいな、大好きだな”と感じながら大好きなメンバーたちと共にプレーすることができた」とバレーへの思いをつづった。Vリーグでは通算324試合に出場。18~19年シーズンはJTに所属し、5月31日付で退部していた。 

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