ラグビー日本代表が宮崎で本格始動 夜間初のスクラムトレでW杯予行

[ 2019年6月10日 20:55 ]

夜間のスクラム練習を見つめるジョセフHC(右)
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 ラグビー日本代表は10日、宮崎市内での合宿を本格的にスタートさせた。今月3日に42人に絞り込まれたメンバーのうち、スーパーラグビー参戦中などの6人を除く36人が参加。いきなり午前、午後、夜間の3部練習を行い、夜間では初となるスクラム練習を行った。

 日本のギアが一段上がった。疲労が蓄積された状態で行われる夜間のスクラム練習。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)は「セットピースを夜にやる。スクラム、ラインアウトにこだわって取り組みたい。夜のエクストラセッションは初の試み」と説明する。日本のW杯1次リーグ4戦中3戦がナイター試合。指揮官は「ナイターの試合が入ってくる。夜でしっかりしたパフォーマンスができるよう慣らすことが大事」と言った。本番を想定した練習で、サバイバルが加速した。

 フランカーのリーチ・マイケル主将(30=東芝)は恥骨の炎症のため1人で別メニュー。強度80%でのダッシュなどをこなし「3カ月ぶりに痛みはゼロ」と回復を強調した。代表復帰を果たした38歳ベテランのロック、トンプソン・ルーク(近鉄)は「自分の仕事だけに集中する」と生き残りを目指す。

 今合宿、指揮官がテーマに掲げるのは「リコレクト(再結集)」。既存戦力と新戦力を融合させるため、チームのリーダー陣に再びSH田中史朗(34=キヤノン)が加わった。合宿は3日間の休養を2度挟みながら、7月17日まで行う。

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2019年6月10日のニュース