尾崎将司 9オーバー、130位と大きく出遅れ 史上最年長での予選突破厳しく…

[ 2019年4月18日 22:55 ]

男子ゴルフ 東建ホームメイトカップ 第1日 ( 2019年4月18日    三重県桑名市の東建多度カントリークラブ・名古屋=7081ヤード、パー71 )

<東建カップ第1日>1番、スタンドに大勢のギャラリーを集め50年目のシーズンをスタートさせた尾崎将司(撮影・井垣 忠夫)
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 プロ生活50年目を迎えたツアー通算94勝の“レジェンド”尾崎将司(72=I.S.T)はノーバーディー、9ボギーの80と振るわず、9オーバー、130位と大きく出遅れ。杉原輝雄が2006年つるやオープン(山の原GC山の原C)で記録した史上最年長68歳311日での予選突破は厳しくなった。ホールアウト後には反省の弁が口を突いて出た。

 「一回ゲームやれば、収穫だらけだよ。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃってな。収穫ってのは悪い収穫だよ。残念ながらもうパッティングから来るのが多かった。うん。パッティングはもう全然ゼロだった。納得のいくゴルフなんか中々出来るもんじゃない。こういうトーナメントの中で初めてやるわけだからね。やっぱり調整不足とか、いろんなものが出てくるわけだよ。だから試合をやらなきゃ分からない。ドライバーそのものはそんなに悪くなかったけど、まあ、振り切った時はよかったけど、もう合わせに行った時は全然ダメだ。その辺だよ。体調は5割。やっぱり腰の動きが悪くなってくると段々、体の回転で球を打つことがちょっとできてないから手打ちになった時はミスを生じるね」

 予選2日間は佐藤大平(25=クリヤマ)、堀川未来夢(26=Wave Energy)の若手2人と同組でのラウンドとなる。

 「もう孫みたいなもんだからな。最近、若い子は小っちゃいのもいっぱいいるけど、みんな球が飛ぶから。ホント気持ちいいくらいスパーンと行くから。オレもあったのかな。ああいう時。だって覚えてないんだもん。だからうらやましくて、うらやましくて。何十ヤードも後ろから打つんだもん。そりゃあ、ボールも良くなり、クラブも良くなったからね。スムーズにスパーンと振れれば、300ヤードぐらいはみんな飛んでくるからね。うらやましい」

 飛距離の面でも国内最強を誇ったかつての自分を懐かしみながら思うようにクラブを振れない現状を嘆いた。

 「まあ、あした(2日目)もやること多いから」

 今季の成績次第ではレギュラーツアーからの撤退も念頭に置いての2019年シーズン。自身ツアー3度目のエージシュート(72)を目指して奮闘は続く。
 

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2019年4月18日のニュース