坂本花織 フリーも自己ベスト!フィニッシュでのビックリ顔は「怖かったーというのと…」

[ 2019年4月13日 20:33 ]

フィギュアスケート世界国別対抗戦最終日 ( 2019年4月13日    マリンメッセ福岡 )

<世界国別対抗 女子フリー>演技終了と同時に絶叫する坂本花織(撮影・長久保 豊)
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 坂本花織(19=シスメックス)の表情の豊かさは、見る人を飽きさせない。女子フリー、プログラム「ピアノレッスン」のフィニッシュ後。びっくりしたような、スリルを味わったような。口を大きく開けながら、両手で顔を覆うような仕草をした。

 「怖かったーというのと、ジャンプを全部ちゃんと跳んだよなーというのと。いろいろありました」

 ジャンプの着氷でやや乱れる場面があった。最大のピンチは3本目のジャンプの3回転ルッツ。バランスを崩しながらも懸命に耐えた。「応援席から、頑張ってーという声が聞こえて。それに後押しされた」。気持ちを整え、観衆の声援も受けてリズムを取り戻した。3回転ループで大きな加点を引き出すなど、何とかまとめた。

 146・70点。ショートプログラム(SP)に続いて自己ベストをマークした。

 「このデキで更新できた。もっと完ぺきに滑ればもっと上がる。来シーズン、また頑張りたい」

 平昌五輪(6位)に出場した昨シーズン同様に、試合を重ねるごとに強くなった。上昇カーブは、このまま続いていく。

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