ゴンザガ大が宿敵フロリダ州立大を下して8強入り 八村は17得点

[ 2019年3月29日 10:38 ]

17得点を挙げたゴンザガ大の八村(AP)
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 男子バスケのNCAAトーナメント(全米大学選手権=参加68校)は28日に各地で3回戦(地区準決勝)の4試合が行われ、西部地区第1シードのゴンザガ大(ワシントン州)はカリフォルニア州アナハイムで第4シードのフロリダ州立大を72―58(前半38―27)で振り切って2年ぶりにエリート8(ベスト8)に進出。昨年の西部地区準決勝で60―75と敗れた相手にリベンジを果たした。

 ベイラー大戦で今季自己最少の6得点に終わった八村塁(3年)はフィールドゴールを13本中6本、フリースローを7本中5本決めてチーム最多の17得点をマーク。ベイラー大戦で自己最多の36得点を稼いだブランドン・クラーク(3年)も15得点、10リバウンド、5ブロックショットを記録し、NBAドラフトで1巡目指名が予想されている2人の3年生フォワードがチームをけん引した。

 フロリダ州立大は2メートル23の長身センターでチャド出身のクリスト・カマージ(4年)と、カナダ出身で2メートル8のフィンドゥ・カベンゲリ(2年)の2人を軸にして高さで対抗。前半途中で14点差をつけられながらも、後半残り4分で4点差にまで迫ったが反撃もここまでだった。

 八村は試合開始2分22秒、ゴール下にもぐりこんでこの試合、初得点。前半で10得点、後半ではダンクなどで7得点を加え、オフェンスのリズムを作った。前半ではフロリダ州立大のM・J・ウォーカーJR(2年)のひじ打ちを顔面に受けて鼻から出血してしまったが、それでも奮闘。スタンドではゴンザガ大のOBで、NBA元ジャズの名ガード、ジョン・ストックトン氏(57)も観戦していたが、その“大先輩”の前で見事なプレーを披露した。

 なおゴンザガ大は昨年の準優勝校で第2シードだったミシガン大を63―44で下した第3シードのテキサス工科大と、2年ぶりの「ファイナル4」進出をかけて30日に対戦する。

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