競泳・藤森太将、ドーピング違反 日本選手権出場できず 自身困惑「意図的に摂取したものではない」

[ 2019年3月29日 17:03 ]

藤森太将
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 2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子200メートル個人メドレー4位の藤森太将(27=木下グループ)がドーピング検査で陽性反応を示したことが29日、分かった。同日、日本水泳連盟が発表した。

 藤森は昨年12月、中国で行われた世界短水路選手権の際に実施された禁止物質が検出され、その後予備のB検体も陽性だったという。これを受け、藤森は任意の暫定的資格停止処分に服することを決め、4月2日に東京で開幕する日本選手権には出場できなくなった。

 藤森は連盟を通じてコメントを発表し、「検出された禁止物質は、私が意図的に摂取したものではありません。私はアスリートとして常に高い誇りを持ち、体内に摂取する物質についても常日頃から気をつけてきましたので、今回の検査結果については率直に言って大変驚き、ショックを受けております」と現在の心境を吐露。薬、サプリメントを摂取していないことから、今回の禁止物質について「どのように私の体内に入ったのか、現時点では原因が全くわかりません」としつつ「今後国際水泳連盟の手続きにおいて明らかにすべく、専門家のサポートを得ながら進めてまいります」と説明した。

 競泳では昨年、男子背泳ぎの古賀淳也選手も禁止物質が検出され、国際水連のドーピングパネルから示された4年間の資格停止処分を不服として、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴している。

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2019年3月29日のニュース