玉鷲「気持ちいい」白鵬初撃破!首位並んだ2敗死守

[ 2019年1月25日 05:30 ]

大相撲初場所12日目 ( 2019年1月24日    両国国技館 )

<初場所12日目>白鵬(左)を押し出しで破った玉鷲(撮影・郡司 修)
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 関脇・玉鷲が優勝争いのトップに並んだ。1差で追う横綱・白鵬との結びの一番で、土俵際の左のいなしから押し出した。14度目の対戦で初勝利を挙げ、優勝争いトップの2敗は白鵬と2人になった。玉鷲が終盤戦でトップに立つのは初めて。初日から10連勝した白鵬はまさかの連敗を喫した。関脇・貴景勝、平幕の魁聖、遠藤が1差の3敗で追う展開となった。

 優勝41回を誇る白鵬を押し出した瞬間、玉鷲は不思議な気持ちになっていた。「ずっと勝っていなかったので“えっ、勝ったの”みたいな。第三者が見ているみたいだった」。すぐには実感が湧かなかった。座布団が舞う中で勝ち名乗りを受け、「気持ちいいっすね」とそれが現実であることを理解した。

 “挑発”に乗らなかった。白鵬は張り手を交えた突き、押しで攻めてきた。玉鷲も1発だけ張り返したが、そこから我慢した。師匠の片男波親方(元関脇・玉春日)から「張り返したら脇が開く。張り返すな」とアドバイスされたことを守りきった。両足が俵に掛かったところで、左の脇を締めた状態からのいなし。これで横綱を後ろ向きにした。「いつも熱くなって体が硬くなって逆転されていたから」。過去の反省を大一番で生かした。

 幕内在位57場所の34歳のベテランは、これまでの横綱戦で日馬富士、鶴竜から3勝、稀勢の里から2勝(いずれも不戦勝を除く)を挙げていたが、白鵬には10年春場所の初対戦から13戦全敗だった。「やっぱり大横綱なんで」。他の横綱以上に尊敬する存在だけに喜びはひとしおだ。

 白鵬戦初勝利で、自身初めて終盤戦で優勝争いのトップに並んだ。「それは頭に入れていない。自分のことは分かる。意識したら良くないので。変なことを考えずにいい相撲を取りたい」。玉鷲は無欲を強調するが、横綱、大関との対戦を終えており、初優勝の期待は膨らむ。16年から琴奨菊、稀勢の里、栃ノ心と初優勝が続いている初場所。今年も何かが起きそうだ。

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