稀勢の里 17年の相撲人生「稽古場が僕を強くしてくれました」涙の引退会見

[ 2019年1月16日 16:18 ]

引退会見を行う稀勢の里(撮影・村上 大輔)
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 大相撲の第72代横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が16日、両国国技館で会見を開き、現役を引退することを発表した。進退を懸けて初場所に臨んでいた稀勢の里だが、初日から3連敗。昨年秋場所千秋楽から不戦敗を除いて8連敗となり、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降の横綱では貴乃花を抜いてワースト記録を更新していた。

 稀勢の里は17年初場所で新入幕から73場所目にして初優勝し、横綱に昇進。19年ぶりの日本出身横綱の誕生とあって、日本中が「稀勢の里フィーバー」に沸いた。

 横綱昇進後はケガにも泣かされたが、17年間の相撲人生を振り返り「本当にいろいろな人に支えられ、1人ではここまで来られなかったと思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです」。さらに一番の思い出について問われると「ありすぎてなかなか思い出せませんが、やはり稽古場が僕を強くしてくれました。稽古場との思い出というのがあります」と話した。

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