柔道・田知本愛、現役引退を発表「自分が納得する柔道を続ける事ができた」

[ 2018年12月18日 11:15 ]

2015年の柔道全日本女子選手権で、大会初優勝を飾った際の田知本愛
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 柔道女子78キロ超級の田知本愛(29)が現役を引退する。18日、所属先の「ALSOK」が発表した。

 田知本は所属先を通じ「このたび私、田知本愛は現役を引退することを決断しました」と報告。さらに「柔道を続ける中で、たくさんのハードルがあり、弱気になり、諦め労になったことが何度もありました。自分一人では乗り切ることができなかったハードルもありましたが、多くの方に支えていただきながら、自分が納得する柔道を続ける事ができました」と現役生活を振り返り、印象に残っていることとして2016年の全日本女子で負傷してから翌年の同大会出場までの経緯を挙げた。

 「大きな目標を失い、もう一度、畳に上るまで何度も自分のなかで葛藤し、とても苦しく厳しいと感じていました。しかし、どれも自分を成長させてくれる貴重な経験だったと感じ。何より柔道を楽しむことができました」とし、最後は「今後はこれまで以上に自分を支えてくださった方々に感謝し、何らかの形で柔道に携わっていけるよう邁進してまいります」と周囲のサポートや応援への感謝の言葉で締めくくった。

 田知本は15年世界柔道準優勝、全日本選抜柔道、皇后杯全日本女子柔道でも15年に優勝するなど女子重量級の中心選手として活躍した。

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2018年12月18日のニュース