渡辺雄太がウォリアーズ戦でNBA初のFGを記録 スター軍団の前でジャンプシュートを成功

[ 2018年12月18日 15:28 ]

NBAで初めてのFGを成功させたグリズリーズの渡辺(AP)
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 NBAグリズリーズとマイナーのGリーグ・ハッスルとの「2―WAY契約」を締結している渡辺雄太(24)が17日、グ軍の主力ガード、マイク・コンリー(31)の故障欠場に伴って“メジャー”に招集され、敵地オークランド(カリフォルニア州)でのウォリアーズ戦でNBAでは3試合目の出場(ベンチ入りは9試合目)を果たした。

 出番が回ってきたのは86―111で迎えた第4Qの残り3分58秒。このときウォリアーズはまだファイナル連覇に貢献したステフィン・カリー(30)、ケビン・デュラント(30)、クレイ・トンプソン(28)、ドレイモンド・グリーン(28)といったオールスター軍団がコートにおり、その中に渡辺が入っていく形となった。

 渡辺はフォワードのジャマイカル・グリーン(28)に代わってコートに登場。残り1分49秒、ハッスルのチームメートでもあるアイバン・ラブ(21)のスクリーンを生かし、右45度からプルアップ・ジャンパー(ドリブルからのジャンプシュート)を決めて2得点を記録した。

 NBAデビュー戦となった10月27日のサンズ戦でも2得点をマークしているが、これはフリースローを2本成功させたもの。2度目の出場となった11月14日のバックス戦ではフィールドゴール(FG)を1本試みているが失敗しており、NBAで2本目のFGがリングの中を通過した。

 残り1分26秒にも正面からジャンプシュートを放ったがこれは失敗。渡辺はGリーグでの試合で顔面を打撲し、脳震とうからの復帰プログラムを受けたためにいったん戦列を離脱しており、実戦での出場はこの日が10日ぶりだった。

 試合は93―110(前半38―61)で敗れ、グリズリーズは3連敗を喫して16勝14敗。西地区全体2位のウォリアーズは連勝で21勝10敗となり、同首位ナゲッツとはゲーム差なしとなった。デュラントは23得点、カリーは20得点、トンプソンは16得点をマーク。ホームでの成績は今季13勝3敗となった。

 なおロケッツはジャズを退けて3連敗のあと4連勝。東地区全体2位のバックスはピストンズに競り勝ち、同首位ラプターズとのゲーム差を1・5としている。

 <その他の結果>

バックス(20勝9敗)107―104*ピストンズ(14勝14敗)

サンズ(7勝24敗)128―110*ニックス(9勝23敗)

*ティンバーウルブス(14勝16敗)132―105キングス(16勝14敗)

*スパーズ(16勝15敗)123―96 76ers(20勝12敗)

*サンダー(19勝10敗)121―96ブルズ(7勝24敗)

*ロケッツ(15勝14敗)102―97ジャズ(14勝17敗)

トレイルブレイザーズ(17勝13敗)131―127*クリッパーズ(17勝13敗)

 *はホームチーム

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