岡山絵里　祝勝会に２００人　５月にツアー初優勝、賞金ランクも自己最高の１０位に

お気に入りのワンピースで登場した岡山絵里は笑顔でＶサイン
Photo By スポニチ

　プロゴルファー・岡山絵里（２２＝ニトリ）が１８日、大阪市内のホテルで祝勝会を行い、約２００人が祝福に駆けつけた。ツアー本格参戦３年目の今季は５月のリゾートトラスト・レディースでプレーオフの末、“黄金世代”勝みなみ（２０＝明治安田生命）を破ってツアー初優勝。賞金ランクも自己最高の１０位に躍進した。持病の腰痛のため歩くこともままならない時期もあったというが、米ツアー挑戦という夢の実現へ大きな足掛かりとなる１年となった。

　――今シーズンを振り返ると。

　岡山　ツアー３年目だったので、今年優勝しないとズルズルと優勝に時間がかかると思っていました。だから今年は絶対に優勝するっていう気持ちでいました。それが早めにできたので良かったなって思います。それでイギリス（全英女子オープン）にも行けましたし。プロになってからは初めての海外の試合でしたし、それは結構大きかったなって思います。

　それと私は元々腰痛を持ってるんですけど、それが今年は結構、ひどくて……。試合も急きょ休んだりして苦しい時もありました。シーズン後半は特に。無理してやってた部分が一気に出てしまいましたから。だから来年はケガで休むっていうんじゃなくて計画的に休みも取りながら常に万全な状態で試合をしたいなと思います。

　――その腰痛はジュニアの時から。

　岡山　初めて痛くなったのは中学２年生くらいの時です。その時は自分がアスリートなんだという自覚もなくてきちんと治療をしなかったので、高校生の時にはそれが慢性的になってました。もう腰痛とはずっと付き合っていかなきゃいけないなというような。今年は（ボールが）打てないとか歩くのも痛くてとか、そういう時期がありました。

　――一番辛かったのは。

　岡山　７月の大東建託（いい部屋ネットレディース）を試合直前になって休んでしまったんですけど、歩くのも痛くて。それで究極に落ち込んでしまって……めっちゃ泣いてしまいました。その時いろんな人が助けてくれて。急きょ治療してくれる人が現れたり。それでイギリスにも行くことができました。でもみんな苦しい時期はありますもんね。

　――来年の目標は。

　岡山　複数回優勝を目標にしてます。でも今はオフって感じですけど。

　――プロゴルファーとしての夢は。

　岡山　アメリカとか行きたいですけど、来年ではないです。もっと強くなったらです。来年３勝できて体の管理もきちんとできたら再来年はアメリカに行きたいです。

　――ゴルフ以外で取り組んでみたいことは。

　岡山　趣味をつくりたいと思ってます。（１２月）２９日にサーフィンに行ってきます。それから肌をきれいにしようと思ってます。プロになった時はノーメークでニキビもあったんですけど、金田久美子さんに「絶対ちゃんとした方がいいよ」って言われてそれからちゃんとやるようになったらニキビも良くなって。頑張ってます。