大阪朝鮮 4年ぶり10回目の花園切符 李承信主将、高校日本代表経験「勉強になった」

[ 2018年11月18日 17:49 ]

第98回全国高校ラグビー大会大阪府予選第2地区決勝   大阪朝鮮38―12同志社香里 ( 2018年11月18日     花園ラグビー場 )

 大阪朝鮮が4年ぶり10回目の花園切符を手にした。前半こそ12―0と攻めあぐねたものの、後半になって得意のモールでトライを量産した。

 今年のテーマに「復活」を掲げ、それを1つクリアしたCTB李承信主将(3年)は「花園第1グラウンドでの試合が初めての選手が多く、序盤はペースが握れなかった。同志社香里の素早いアタックもあった。歓声が大きくコミュニケーションも取れずミスも多かったけど、終盤は立て直せた」と、後半に突き放したことを収穫に挙げた。

 昨年度の高校日本代表に2年生で選ばれたホープ。下級生での選出は、日本航空石川のラウシと2人だけだった。1学年上の高校のトップ選手と一緒に過ごしたことが大きな収穫。「今まで体のケアの意識がなかったけど、食事やストレッチ、心の作り方も勉強になった」。ただし、そのアイルランド遠征では最終戦の19歳以下アイルランド代表戦で出番の声がかからず「出場できなくて悔しさが残った。それがモチベーションとして残っている」と、現在の練習の励みになっている。

 朝7時からの朝練に出るために、毎朝5時に起きて兵庫県内から通う努力家。この日はキックで陣地を取り、柔らかいパスワークで味方を動かした。全国大会でも司令塔としての手腕を発揮する。 

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2018年11月18日のニュース