3年ぶり代表復帰のプロップ山下、先発で通算50キャップ獲得へ 3日ニュージーランド戦

[ 2018年11月1日 13:50 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2018   日本―ニュージーランド ( 2018年11月3日    東京・味の素スタジアム )

 13年11月以来、5年ぶりに世界ランキング1位のニュージーランドと対戦する日本代表が1日、登録メンバー23人を発表し、プロップ山下裕史(神戸製鋼)は3番での先発が決まった。

 前哨戦となった10月26日の世界選抜戦でも先発した山下だが、テストマッチ出場は15年W杯の1次リーグ最終戦だった米国戦以来、丸3年ぶり。東京都府中市内での練習後に、会見に臨み「今は緊張よりも、世界一と対戦できるワクワクが大きい」と笑顔。今回が節目の50キャップ目でもあり「それがオールブラックス戦なので、何かあると思います」と喜んだ。

 15年W杯後に日本代表の体制が変わり、以後は合宿にも招集されなくなった。本人は「ずっと入りたい気持ちはあった」と復帰を渇望し、所属の神戸製鋼でも懸命にプレー。昨シーズンは高いパフォーマンスを見せたが、「正直、今年の春も選ばれなかったので、(復帰は)ないと思っていた」という。

 今春のテストマッチで3番を背負った具智元(グ・ジウォン、ホンダ)が、コンディション不良のために現在もリハビリ中心の日々を過ごしている。そうした状況で代表復帰したことを理解しているが、「(他の選手に)ケガがあって呼ばれている雰囲気があるが、結果を残せば(代表に)残っていける」と前向きに捉える。再び代表に定着へ、世界最強は願ってもない相手となりそうだ。

続きを表示

2018年11月1日のニュース