パラ競泳女子 一ノ瀬が水泳教室「難しかったけど勉強になった」、実演に小学生歓声

[ 2018年7月2日 15:35 ]

小学生に遠泳のレッスンをした一ノ瀬メイと近大・山本貴司監督
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 リオデジャネイロ・パラリンピック競泳代表の一ノ瀬メイ(21=近大)と、アテネ五輪男子200メートルバタフライ銀メダルの近大水上競技部・山本貴司監督(39)が2日、大阪府東大阪市の大学プールで、小学生に水泳教室をした。

 90分間の海での遠泳に挑戦する近大付小6年生約120人に指導。東京パラでも活躍が期待される近大4年のスイマーは、「普段指導することはあまりない。どう教えたらいいのか難しかったけど、私自身が勉強になった」と、1時間半のレッスンを振り返った。

 長い距離を泳ぐポイントとして「気持ちを切らさないこと。楽に泳ぎ続けること」を、子どもたちに伝えた。一ノ瀬は生まれつき右肘から先がない。教室では、スピードに乗った泳ぎを見せ、子どもたちからの大きな歓声を誘った。

 教える側に回るという貴重な体験が心のリフレッシュになったようで、「最初のあいさつで、私の名前を知っている子がいてくれた。うれしい。今年の目標はアジアパラ(10月、インドネシア・ジャカルタ)。いい結果を見せたい」と、“教え子”に活躍を誓った。

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2018年7月2日のニュース