体操アジア大会選考で協会がミス…代表は加藤から長谷川に

[ 2018年7月2日 20:48 ]

アジア大会代表となった長谷川智将
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 日本体操協会は2日、アジア大会(8月、インドネシア)の代表選考での計算システム処理にミスがあり、代表を加藤凌平(コナミスポーツ)から長谷川智将(徳洲会)に入れ替えることを発表した。

 1日の全日本種目別選手権後に加藤を含む5人のアジア大会代表が発表されたが、2日未明になってミスが判明。二木会長、塚原副会長、具志堅副会長、山本専務理事、水鳥男子強化本部長が対応を検討し、選手を入れ替えることが決まった。

 アジア大会の枠は5で、世界選手権代表を除くNHK杯の上位3人(谷川翔、千葉健太、野々村笙吾)がまず決定。残り2枠は、この3人の全日本予選、決勝、NHK杯の3試合のうち上位2試合の得点平均を算出した上で、団体総合でもっとも得点が高くなる選手を選考するはずだった。

 だが、3人の3試合のうち上位2試合の得点平均ではなく、世界選手権の代表選考で適用する全日本種目別の予選、決勝も含めた5試合中3試合の得点平均を誤ってシステムに入力。ミスがあった状態では加藤が代表に入っていたが、正しい数値を入力すると長谷川と入れ替わった。

 日本協会は「日本代表選考という重要な案件でこのような事態を招いたことについて、加藤凌平選手並びにその関係者の皆様、その他本会にご支援ご協力をいただいております皆様に対して、深くお詫び申し上げます」と謝罪。「今後、複雑化する代表選考方法の算出について検討チームを立ち上げて、今回のようなミスを出さない対策案を作成していく予定です」とした。

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2018年7月2日のニュース