絢子さま婚約内定 高円宮家三女、守谷さんと 10月に結婚

[ 2018年7月2日 12:12 ]

 高円宮家の三女絢子さま(27)と日本郵船社員の守谷慧さん(32)=東京都港区=の婚約が2日午前、内定した。これに先立ち、絢子さまと母久子さまが皇居・御所を訪れ、皇后さまにあいさつされた。天皇陛下は体調不良のため同席せず、皇后さまが陛下の祝意を伝えた。その後、宮内庁の加地隆治宮務主管が同庁で記者会見し、内定を発表した。

 午後には2人そろっての会見が同庁で開かれる。久子さまは「(2人は)相性がとてもいいように感じます。良いご縁と喜んでおります」とする感想を発表。加地宮務主管は会見で、絢子さまの活動を振り返り「数多くの公的な活動に取り組まれる中で多くの人々と親しく接し、役割を果たしてこられた」と話した。

 8月12日に結納に当たる「納采の儀」を東京・元赤坂の高円宮邸で執り行い、婚約が成立。結婚式は10月29日に東京・明治神宮で催す。

 宮内庁によると、2人の出会いは昨年12月。久子さまが守谷さんの両親と交流があったことから、守谷さん本人とも面識があり、絢子さまに引き合わせた。

 高円宮家では、次女典子さん(29)が2014年10月、出雲大社(島根県出雲市)権宮司の千家国麿さんと結婚して以来の慶事。女性皇族は結婚すると皇室を離れると皇室典範で規定されており、絢子さまが民間人になると、皇室の構成は陛下と皇族の計18人となる。

 皇室では、秋篠宮家の長女眞子さま(26)と大学の同級生小室圭さん(26)との婚約が昨年9月に内定したが、「十分な準備を行う時間的余裕がない」として、今年2月になって結婚関連の儀式を20年まで延期したと発表した。(共同)

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