男子はオンサリゴ 女子は菅生が初優勝

[ 2018年6月4日 05:30 ]

スポニチ創刊70周年記念第17回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会 ( 2018年6月3日    山形県東根市・陸上自衛隊神町駐屯地発着 )

ハーフマラソン男子優勝のオンサリゴ(左)と女子優勝の菅生(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 1万2593人がエントリーして行われた。メインのハーフマラソン(21・0975キロ)男子はジョセフ・オンサリゴ(26=那須建設)が1時間6分45秒で、女子は菅生晶子(23=ラフィネ)が1時間21分42秒でともに初優勝。ゲストとして横浜DeNAランニングクラブ総監督の瀬古利彦氏(61)、プロランニングコーチの金哲彦氏(54)、03年世界選手権パリ大会女子マラソン銅メダルの千葉真子さん(41)、98年長野五輪スキー日本代表の荻原次晴氏(48)が参加し、大会を盛り上げた。

 <男子ハーフ >初出場のオンサリゴが2位に4秒差の接戦をものにし、自身ハーフマラソン2度目の優勝を飾った。ゴール時には気温27・3度の暑さの中「きつかったけど、景色も良くて、ゴールの瞬間は気持ち良かった」と振り返った。10年にケニアから来日し創造学園大に入学も、股関節痛で翌年帰国。13年に再来日し、現在は那須建設でロード中心の競技を続ける。「日本の生活は楽しい。30歳になったらマラソンに挑戦したい」と夢を語った。

<女子ハーフ>昨年4位の菅生が3キロ付近から飛び出し2位に2分11秒差をつけて戴冠。膝と座骨の故障明けで、2月の東京マラソン以来というレースの結果に「タイムは全然でしたが、練習が積めて順位がついてきたのが良かった」と笑顔を見せた。ラフィネ阿佐ケ谷パールセンター店でセラピストとして働きながら競技を続ける。次は7月の函館ハーフマラソンに出場予定で「目標は東京マラソンに出場してベストタイムを出すこと」と語った。

 ◯…ゲスト4人が大会を満喫した。5年ぶり8度目の参加となった瀬古氏は10キロの部のスターターを務め、ハイタッチなどでランナーを鼓舞。「街並みも変わっていないし、良かった。今年のさくらんぼはめちゃくちゃうまい」と笑顔だった。13回目の出場となる千葉さんは10キロの部に参加し「3000人くらいハイタッチした。暑かった〜、でも楽しかった」と話した。5年連続出場の金氏はハーフマラソンを完走、7年連続出場の荻原氏も10キロを走ってランナーと触れ合った。

続きを表示

2018年6月4日のニュース