ウォリアーズがホームで連勝 カリーは9本の3点シュートを成功 ファイナル記録を8年ぶりに更新

[ 2018年6月4日 12:27 ]

3点シュートを決めたカリー(AP)
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 NBAファイナル第2戦が3日(日本時間4日)にオークランドで行われ、連覇を狙う地元のウォリアーズ(西地区2位)が122―103(前半59―46)でキャバリアーズ(東地区4位)を下して2戦2勝。ホームで白星を2つ並べた。

 ステフィン・カリー(30)はファイナル記録となる9本の3点シュート(試投17本)を成功させて33得点。2010年6月6日の第2戦でレイ・アレン(当時セルティクス)がレイカーズを相手にマークしたファイナルでの最多成功本数記録(8)を8年ぶりに更新した。

 カリーは勝負どころの第4Qにも5本を成功。4分6秒にはショットクロックぎりぎりの状況下で、後ろに下がりながらフローター気味のショットで直径45センチのリングの中にボールを通した。6分20秒には相手の反則も誘って“4点プレー”を成立。2015年のファイナルでMVPとなったアンドレ・イグダーラ(34)は左膝の故障で6試合連続の欠場となったが、シューティング・タッチの戻ったカリーがチームを引っ張る一戦となった。

 ケビン・デュラント(29)も26得点。クレイ・トンプソン(28)は3本の3点シュートなどで20得点を稼ぎ、プレーオフでの通算成功本数はちょうど300(史上6人目)となった。

 ケボン・ルーニー(22)に代わって先発したセンターのジャベール・マギー(30)はフィールドゴール(FG)を6本すべて成功させて18分の出場ながら12得点を記録。ベンチから出たショーン・リビングストンI(32)もFG5本をすべて決め、第1戦を含めると10本放ってミスなしという“パーフェクト・ゲーム”を続けている。

 ウォリアーズは試合開始から一度もリードを奪われない「Wire―to―Wire」で快勝。2年連続6回目のリーグ制覇まであと2勝と迫った。

 キャバリアーズは東地区決勝(対セルティクス)同様に敵地での第1戦と第2戦で連敗。初戦で51得点を挙げたレブロン・ジェームズ(33)は残り4分9秒でベンチに退くまでフル出場を果たし、29得点、9リバウンド、13アシストをマークしたが勝利には結びつかなかった。

 第1戦で21得点のケビン・ラブ(29)は22得点、先発ガードのジョージ・ヒル(32)も15得点を記録したが、ウォリアーズのFG成功率は57・3%に達しており、ディフェンス面で大きな課題を残した。

 ベンチ勢の中核となっているジェフ・グリーン(31)は6得点、カイル・コーバー(37)は1得点と、いずれも不発。第1戦の第4Q終了間際にスコアを勘違いしてシュートを打たなかったJR・スミス(32)も5得点に終わり、クリーブランドで再起と雪辱を図ることになった。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=キャバリアーズ(41・6%)、ウォリアーズ(57・3%)

 ▼3点シュート成功率=キャバリアーズ(33・3%)、ウォリアーズ(41・7%)

 ▼FT成功率=キャバリアーズ(76・9%)、ウォリアーズ(61・9%)

 ▼リバウンド=キャバリアーズ(41)、ウォリアーズ(41)

 ▼アシスト=キャバリアーズ(25)、ウォリアーズ(28)

 ▼スティール=キャバリアーズ(9)、ウォリアーズ(3)

 ▼ブロック=キャバリアーズ(4)、ウォリアーズ(7)

 ▼ターンオーバー=キャバリアーズ(11)、ウォリアーズ(12)

 ▼速攻ポイント=キャバリアーズ(12)、ウォリアーズ(17)

 ▼ペイント内ポイント=キャバリアーズ(52)、ウォリアーズ(50)

 ▼ベンチスコア=キャバリアーズ(21)、ウォリアーズ(26)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ジェームズ(キャバリアーズ=29)、カリー(ウォリアーズ=33)

 ▼チーム最多リバウンド=ラブ(キャバリアーズ=10)、デュラント(ウォリアーズ=9)

 ▼チーム最多アシスト=ジェームズ(キャバリアーズ=13)、カリー(ウォリアーズ=8)

 <2018年ファイナル成績と日程>

 ▼第1戦(5月31日)〇ウォリアーズ124―114キャバリアーズ●

 ▼第2戦(6月3日)〇ウォリアーズ122―103キャバリアーズ●

 ▼第3戦=6月6日(クリーブランド)

 ▼第4戦=6月8日(クリーブランド)

 ▼第5戦=6月11日(オークランド)

 ▼第6戦=6月14日(クリーブランド)

 ▼第7戦=6月17日(オークランド)

 *日付は米国時間

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