セリーナ シャラポワとの因縁対決前にまさかの棄権、胸筋痛める

[ 2018年6月4日 23:16 ]

テニス 全仏オープン第9日 ( 2018年6月4日    パリ・ローランギャロス )

“黒豹ウエア”で初戦快勝したセリーナ・ウィリアムズだったがシャラポワ戦を棄権した(AP)
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 元世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズ(36=米国)が4日、同じく元1位のマリア・シャラポワ(31=ロシア)との4回戦をケガのために棄権した。会場で本人が会見を行い、「右の胸筋を痛めてサーブが打てない。プレーができる状況ではなかった」と症状を説明した。

 2日のジョルジ(イタリア)との3回戦で痛め、3日には姉のビーナスとダブルスで状態を確かめたという。「いろんなテーピングを施してみたけどよくならなかった」と痛みは引かず、4大大会で初めての棄権を決断した。

 S・ウィリアムズは昨年9月に長女を出産し、今大会が4大大会復帰戦。体に密着したキャットスーツで話題を振りまきつつ、順当に勝ち上がっていた。ドーピングで出場停止期間があったシャラポワとは、互いに復帰してから初めての対決となるはずだった。

 2人の試合はセンターコートの第3試合。この日のメーンイベント的位置づけだったが「マリアとの対戦を本当に楽しみにしていた。がっかりしている」と語った。今後についても「明日MRI検査を受ける。きちんといろいろな人の診断を受けたい。ウィンブルドンに出られるかはその結果次第」と本人も判断しかねる様子だった。

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2018年6月4日のニュース