ティエム錦織から初勝利「最初の2セットが大きかった」

[ 2018年6月4日 00:51 ]

 ティエムは2年連続全仏4強の実力を示し、3度目の対戦で錦織から初勝利を挙げた。「本当に素晴らしいスタートが切れた。出だしの2セットは彼に息つく間を与えなかった」とロケットスタートを見せた。

 バックのクロスラリーではミスをせず、隙を見ては回り込んでフォアを叩き込んだ。さらに第2セットは第1サーブの確率が92%に達するなど、終始サーブも好調で、リターンが得意な錦織に的を絞らせなかった。第1、第2セットは第1サーブの得点率が100%をマーク。凡ミスもほとんど犯さなかった。「第3、第4セットは五分五分だったけど、2―0とリードしていたのが大きなアドバンテージになった」とリードを生かして逃げ切った。

 次戦は3戦連続のフルセットマッチを勝ち上がってきた第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(21=ドイツ)との新世代対決。「ドローが出たときからドイツとオーストリアのファン全員が楽しみにしていたと思う。2人で最高の試合ができたらいいね」とライバルとの7度目の対戦を心待ちにした。

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2018年6月3日のニュース