松山 3差4位V圏残った!米初勝利の地で「あるべき姿に戻った」

[ 2018年6月3日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー メモリアル・トーナメント第2日 ( 2018年6月1日    米オハイオ州ダブリン ミュアフィールドビレッジGC )

メモリアルゴルフ第2R、15番でバンカーショットを放つ松山英樹
Photo By 共同

 首位からスタートした松山英樹(26=LEXUS)は、スコアを1つ伸ばし通算8アンダーで4位につけた。この日はパットが不調ながらも、ショットでカバー。4バーディーを奪った。宮里優作(37=フリー)と池田勇太(32=フリー)は69位で決勝ラウンドに進出。小平智(28=Admiral)は予選落ちした。カイル・スタンリー(30=米国)とホアキン・ニーマン(19=チリ)が11アンダーで首位に立った。

 スコアメークに苦しみながらも、松山が優勝戦線に踏みとどまった。思うようにパットが入らず首位の座は明け渡したが、ショットの力で4バーディーを奪いアンダーパーをマーク。「パットが相当悪いけど1つ伸ばせた。自分のあるべき姿に戻った感じ。2日間で8アンダーは満足ですね」と息をついた。

 第1ラウンドは計23パットと出色の出来だったが、アウトスタートのこの日は31パットを要した。2打目をグリーン手前のハザードに打ち込んだ11番は、1・5メートルに寄せたがパーパットを外した。最終9番も手前のバンカーから寄せるが、1・5メートルを外してボギー。「ライン読みも少し苦労したけど、それ以前にミスパットも多かった。パッティングが残念なラウンドになった」と反省する。その一方で、ショットは安定感を増している。フェアウエーは1度、グリーンは4度しか外さなかった。「ここ最近の内容からしたら、すごくいいので、すごく満足している」と好感触を口にした。

 ラウンド後は違和感が出てきたパットの修正を強調したが、第1ラウンドの感覚が戻れば再び爆発の期待も高まる。「調子が良ければどんどん攻めていけるけど、(リスクを)避けて避けて頑張っている」。相変わらず慎重な姿勢を貫くが、4年前に米ツアー初勝利を飾った場所で確かな手応えをつかんでいるのは間違いない。

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