【玉ノ井親方の目】鶴竜、気持ちこもった相撲 ケガ治して連続優勝を

[ 2018年3月25日 08:30 ]

大相撲春場所14日目   ○鶴竜―豪栄道● ( 2018年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )

鶴竜(右)ははたき込みで豪栄道を破り優勝を決める
Photo By スポニチ

 鶴竜は今日の一番で優勝を決めたいという気持ちが入った内容だったね。立ち合いはしっかり当たって、結果的に引いたけれども、動きが良かった。豪栄道は中に入ろうとしたが、鶴竜の引き技に足がそろってしまったね。もう一歩出ないと。横綱は回り込むのがうまいからね。

 鶴竜は先場所、11日目から思うように相撲が取れなくて、崩れてしまった。今場所はその悔しい思いがあって、相撲に集中していたと思う。12日目に栃ノ心には負けたけど、崩れずに昨日、今日と横綱らしい相撲内容で勝ち、優勝してくれた。千秋楽もしっかり勝って、来場所へ向けケガをしっかり治し、連続優勝を狙ってほしい。まわしをがっちりと引く、安定感のある相撲を取ってもらいたいね。 (元大関・栃東)

続きを表示

2018年3月25日のニュース