サンウルブズ5連敗 先発11人入れ替え&新攻撃プラン裏目

[ 2018年3月25日 05:30 ]

スーパーラグビー第6節   サンウルブズ10―61チーフス ( 2018年3月24日    秩父宮 )

前半 モールの押し合いで持ち上がるサンウルブズのリーチ・マイケル(中央上)
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 サンウルブズはチーフス(ニュージーランド)に10―61で大敗し、開幕5連敗となった。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=48)ら首脳陣は、2点差で惜敗した17日のライオンズ戦から先発11人を変更。キックを使った攻撃プランを強行したが、全て裏目に出て今季最多失点の完敗を喫した。休養節を挟み、4月7日のワラタス戦(秩父宮)から巻き返しを図る。

 2季連続準優勝チームに食い下がった1週間前から意図的に11人も変更して惨敗。ジョセフHCは「純粋にセレクションしてメンバーを変えたのは今回が初めて。何人かはリフレッシュさせる必要があった」としたが、裏目に出たのは明白だ。

 顕著だったのはキックを使った攻撃場面。前半4分の最初の失トライはSO田村のキックがSH田中の後頭部を直撃して相手にボールが渡り、その流れで奪われた。同20分には田中のハイパントキックに対して味方が重圧を掛けきれず、カウンター攻撃を食らって失点。田中は「深く蹴りすぎた。僕の問題」と自分を責めたが、田村は「プランミスだったと思う」と戦術自体の選択ミスを指摘した。

 キックは選手間の緻密なコミュニケーションと意思統一が必須。遠征組と残留組が合流し、たった4日合わせただけのチームには、あまりにハードルが高かった。課題のラインアウトも16本中4本も失敗。負けるべくして負け、フッカー堀江も「ファンに申し訳ない」とわびた。

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2018年3月25日のニュース