宇野、意地の銀 3度転倒で悔し涙も「最後まで諦めなかった」

[ 2018年3月25日 05:30 ]

フィギュアスケート世界選手権 男子フリー ( 2018年3月24日    イタリア・ミラノ )

銀メダルの宇野昌磨(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 フリーでは攻めた。宇野は2日前のSPで安全策を選んでミスしており「変えてよかった試しがないので、人に何と言われても跳びたかった」。痛めていた右足甲はSPで使用した痛み止めの注射が不要なまでに回復し、五輪で銀メダルを獲得した4回転ジャンプ3種類4本の構成にこだわった。

 だが、冒頭のループで転んだ。続くフリップも崩れ落ちた。後半の4回転トーループでも転倒。自己ベストから35・46点も低い不本意な内容に、悔し涙をこぼした。

 「グダグダに見えたかもしれないけれど、僕なりに最後まで諦めなかったことが結果につながった」。3度転倒しても、回転を緩める失敗だけは避け最低限の得点は死守。周囲の失速にも助けられ、意地でつかんだ銀メダルだった。

続きを表示

2018年3月25日のニュース