男子バスケの全米大学選手権でロヨラ大シカゴがファイナル4に進出 ミシガン大は5年ぶり

[ 2018年3月25日 12:50 ]

ネットをカットしたロヨラ大のリチャードソン(AP)
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 男子バスケットボールの全米大学選手権(NCAAトーナメント)は24日に地区決勝の2試合を行い、波乱が続出した南部地区では第11シードのロヨラ大シカゴが78―62(前半36―24)で第9シードのカンザス州立大を下し、優勝した1963年以来、実に55年ぶりに「ファイナル4(31日&4月2日=テキサス州サンアントニオ)」に駒を進めた。

 アトランタで行われた同地区決勝ではガードのベン・リチャードソン(4年)が6本の3点シュートなどで自己最多の23得点をマーク。ミズーリ・バレー・カンファレンス1位のロヨラ大シカゴ(32勝5敗)はレギュラーシーズンから通算で14連勝を飾った。

 南部地区では大会を通して全68校の中のトップシードだったバージニア大(31勝3敗)が、初戦(2回戦)で第16シードのメリーランド大ボルティモア・カウンティー(UMBC)に54―74で敗れて姿を消すなど番狂わせが続出。その中をロヨラ大シカゴが勝ち抜く結果となった。

 「ファイナル4」に進出した最も下位の地区シードは「11」で、1986年のルイジアナ州立大、2006年のジョージ・メイソン大、2011年のバージニア・コモンウェルス大(VCU)に続いてロヨラ大シカゴが史上4校目。過去3校はいずれも準決勝で敗れているだけに、次戦の結果が注目されている。

 ロサンゼルスで行われた西部地区決勝では第3シードのミシガン大が58―54(前半27―26)で第9シードのフロリダ州立大を振り切って5年ぶりに「ファイナル4」に進出。準決勝で八村塁(2年)がいる第4シードのゴンザガ大を退けたフロリダ州立大は、46年ぶりの地区優勝を逃した。

 なおこの日勝利を挙げたロヨラ大シカゴとミシガン大は31日の「ファイナル4」準決勝で激突。東部地区決勝(ビラノバ大対テキサス工科大)と中西部地区決勝(カンザス大対デューク大)は25日に行われる。

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