注目対決は大鵬の孫に軍配 納谷「相手が見えた」豊昇龍「悔しい」

[ 2018年1月18日 11:10 ]

大相撲初場所5日目 ( 2018年1月18日    両国国技館 )

<初場所5日目>豊翔龍(下)をすくい投げで破る納谷
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 大横綱の系譜を引く大物新人2人が、ついにプロで激突した。新弟子らによる前相撲の3日目が行われ、元横綱・大鵬(故人)の孫で、元関脇・貴闘力を父に持つ納谷(17=大嶽部屋)が、モンゴル出身で元横綱・朝青龍の甥の豊昇龍(18=立浪部屋)に快勝した。

 立ち合いで低く当たったのは豊昇龍。それでも納谷は下がらずガッチリ受けとめ、右を差しながら前へ。最後は寄りながらの左すくい投げで倒し、「結構気合が入っていた。相手が見えて落ち着いてとれて良かった」と、胸をはった。

 高校2年時の関東大会新人戦で勝利して以来、2度目の対戦といい、「自分も力をつけていたので、自信を持っていった」と話した。3連勝で新序出世を決め、春場所は晴れて序の口デビューとなる。「番付に載ったら、やっとお相撲さんになれる。しっかり番付を上げていけるように」と意気込んだ。

 一方の豊昇龍は「悔しい。来場所は序ノ口で当たるかもしれないから、その時は絶対に勝ちたい」と雪辱を誓った。

 前相撲は新弟子の多い春場所を除き、3勝した順から来場所の番付表にしこ名が載ることが決まる。

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2018年1月18日のニュース