稀勢、意地の出場も5日で4敗 嘉風に敗れ3日連続金星給金 白鵬は休場

[ 2018年1月18日 17:52 ]

嘉風(左)に押し倒しで敗れる稀勢の里
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 横綱・白鵬(32=宮城野部屋)の休場が決まった大相撲初場所は18日、両国国技館で5日目が行われ、横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)は平幕・嘉風(35=尾車部屋)に敗れた。5日目にして早くも4敗目。4場所連続休場からの再起を目指す場所だが、置かれている状況はさらに厳しくなってきた。

 稀勢の里は18日の朝稽古後に「やると決めたら最後までやり抜く。変わらず集中してやっていきたい。(体の状態は)悪くない」と出場を明言した。黒星が先行する中で逆襲を誓った結びの一番。激しくぶつかった立ち合い後、押し合いになり嘉風を土俵際に追い詰めたが、下半身が安定せず体勢が逆転。最後は押し倒しで土俵際に転落。前日白鵬から金星を挙げた嘉風の勢いにのまれた。

 白鵬は3日目に初黒星を喫し、4日目に先場所敗れていた平幕・嘉風にはたき込まれ連敗。通算18個目の金星配給だが、2日連続の配給は横綱在位63場所目で初めて。平幕に連敗したのも小結時代の05年九州場所で、雅山と出島に敗れて以来。また、敗れた際に06年九州場所前に骨折した左足親指を再び負傷。場所中には古傷の右足親指も痛めていた。師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)は都内の同部屋で「腫れが引かなかった」と話した。白鵬の休場は2場所ぶり7度目。

 横綱・鶴竜(32=井筒部屋)は平幕・千代大龍(29=九重部屋)を寄り切り5連勝。関脇・御嶽海(25=出羽海部屋)らと無傷の白星街道を進んでいる。

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