白鵬、初場所休場 両足親指を負傷、全治2週間 宮城野親方「炎症を起こしている」

[ 2018年1月18日 10:49 ]

休場となった18日、宮城野部屋に入る横綱・白鵬
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 大相撲の東横綱・白鵬(32=宮城野部屋)が初場所5日目の18日、日本相撲協会に「左母趾(ぼし)MP関節靱帯(じんたい)損傷、右母趾末節骨骨挫傷・爪下血腫で全治2週間を要する」との診断書を提出して休場した。

 4日目に平幕・嘉風に敗れて2敗目を喫した一番で左足親指を負傷。古傷の右足親指も初日の取組前の稽古中に痛めていた。休場は2場所ぶり7度目。5日目の対戦相手、平幕・琴奨菊は不戦勝になる。今場所の十両以上の休場者は5人目となった。

 師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)は両国国技館で報道陣に対応。「両足の親指です。腫れていた。手術した(右足親指の)ところが、炎症を起こしている。右は初日の稽古で。左は大関時代(06年)にやった場所。(本人は)なんとかとりたい、と言っていた」と、ぎりぎりまで出場の可能性を探っていたことを示唆した。

 白鵬は2場所連続41度目の優勝を狙ったが、昨年12月に横綱審議委員会から立ち合いでの肘をぶつけるようなかち上げや張り手が粗暴として批判され、改善に向けて試行錯誤していた。元横綱・日馬富士の暴行問題では現場の酒席に同席して減給処分を受けた。3横綱となった今場所は序盤戦で第一人者が欠ける事態となった。

 同親方は今後について、「腫れが引かないと運動できない。稽古のやり方も変えていくんじゃないか。(初場所後は)巡業もないですし」と、慎重に見極めていく方針を示した。

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2018年1月18日のニュース