ジョセフ日本 悲願8強へ「恵まれた日程」 19年W杯日程発表

[ 2017年11月3日 05:30 ]

会見で意気込みを語ったジョセフヘッドコーチ(左)とリーチ
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 ラグビー2019年W杯日本大会の試合日程発表会が2日、都内で行われた。ホスト国の日本は9月20日の開幕戦(味スタ)で欧州予選1位と当たることが決まった。その後は中7日で世界ランク4位のアイルランド、中6日でプレーオフ勝者、中7日で同6位のスコットランドと対戦。休養と次戦への準備を十分に行える極めて有利な日程が決まり、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、47)も好感触を示した。

 これがホームアドバンテージ、そして前回大会で3勝を挙げ、世界をあっと言わせた効用か。試合日程は開幕戦から中7、6、7日と均等に配置され、対戦順も強豪国のアイルランド、スコットランドとは連戦とならないことが決まった。ジョセフHCも「非常に恵まれた日程だと思う。これでより明確に準備ができる」と歓迎ムードを漂わせた。

 まだ記憶に新しい15年イングランド大会。日本は初戦で南アフリカに34―32で歴史的勝利を挙げた後、中3日で大会初戦のフレッシュなスコットランドと対戦。10―45と大敗した。結果的にこの敗戦が響き、現行システムで、3勝しながら初めて8強入りを逃すチームとなった。英国をはじめとした海外メディアも、強豪国と中3日で連戦した日本の試合日程を問題視。わずか2年で“待遇”はガラリと変わった。

 加えて相手側から見た場合、アイルランドはスコットランド戦から中5日で、プレーオフ勝者はスコットランド戦から中4日。スコットランドは欧州予選1位との対戦から中3日で日本と激突することになる。今大会の1次リーグの試合間隔の平均日数は中5・43日。相手は休養も準備も不十分なまま、とも言える。リーチ主将(東芝)も「前回は中3日でスコットランドに挑み負けた。今回はたっぷり時間があり、準備できる。リベンジしたい気持ちはある」と熱い思いを語った。

 会場は全4試合ともに4万5000人以上の収容能力を持ち、移動距離も最小限に抑えられる。最高の条件を追い風に、悲願の8強入りへと突き進む。

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