背水の鶴竜、福岡入り後初の出稽古で11番負けなし

[ 2017年11月3日 05:30 ]

正代(右)と三番稽古で安定感を見せた鶴竜
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 3場所連続休場中の横綱・鶴竜(32=井筒部屋)が2日、福岡県志免町の時津風部屋に出向き大相撲九州場所(12日初日、福岡国際センター)へ向けて、福岡入り後初の出稽古を行った。

 十両・蒼国来、幕内・正代と計11番取って負けなし。師匠の井筒親方(元関脇・逆鉾)は次に出場する場所で進退が懸かると明言しているが、鶴竜の表情に悲愴(ひそう)感はなく「しっかり踏み込めてよかった」と内容にも納得した。4連敗した正代は「(立ち合いが)痛い」と脱帽した。

 鶴竜は今後も積極的な出稽古で仕上げる方針。来週は横綱・稀勢の里をはじめ本場所で対戦する力士が多い二所ノ関一門の連合稽古に一門外から参加し、臨戦態勢に入る。

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2017年11月3日のニュース