【丸山茂樹 メジャー基準】松山“ミスの幅”全盛期ウッズ並み

[ 2017年7月24日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 第146回全英オープン第3日 ( 2017年7月22日    英国サウスポート ロイヤルバークデールGC=7156ヤード、パー70 )

全英オープン第3日 16番、ラフから第2打を放つ松山
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 絶好のコンディションとなった第3日は伸ばし合いになった。66というスコアは松山にとって物足りないかもしれない。首位との差を考えれば最低でも5打か6打を縮める必要があったのも確かだ。それでも素晴らしいゴルフをしたと思う。

 この3日間ずっとパットの状態が良い。ストロークが安定している。この日も難しい距離のバーディーパットを決めた。アイアンショットの精度は相変わらず高い。特に7番以下のショートアイアンでのショットはほぼピンに絡んでくる。

 ティーショットとアプローチには多少ミスが出ているが、ミスの幅がどの選手よりも狭い。全盛期のタイガー・ウッズでも、あのくらいの精度を保っていれば「調子が良い」と言うだろう。松山はそれ以上のレベルを求めているから満足していないが、良い流れでゴルフができているからスコアをまとめることができている。

 単独首位のスピースもやはりミスの幅が狭い。ティーショットは時折曲がっていてフェアウエーキープ率は高くないが、入れてはいけないバンカーや深いラフを避けて許容範囲の中にきちんと収めている。そして何ホールかに一回、流れをつなぐ重要なパットを決めて好スコアをマークしている。(プロゴルファー)

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2017年7月24日のニュース