バスケ→3人制バスケ 矢野良子「五輪出たい」雪辱の絶好チャンス

[ 2017年7月24日 09:10 ]

東京五輪あと3年 なぜ?一流の肩書捨て夢追う転向アスリート

6月、W杯1次リーグでドリブルする矢野(左)
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 バスケットボール女子の元日本代表の矢野良子(38)は、5月末に5人制から3人制への転向を発表した。吉報が届いたのはその11日後。「ずっと五輪種目になるという話を聞いていて、待っていました」。3人制バスケは20年東京五輪の新種目に決まった。

 04年アテネ五輪に出場した大ベテラン。3大会ぶりに日本が出場した昨年のリオ五輪のメンバーからは外れたが、ずっと心の中には五輪があった。アテネ五輪で入れていれば決勝トーナメント進出となった最後のシュートを外した悔しさは今もある。「五輪に出たいと思って現役を続けてきて巡ってきたチャンス。アスリート人生の集大成です」と新たな挑戦を位置付ける。

 女子の3人制は国内にリーグがない。今後どういうメンバーで代表チームを編成するか、何も決まっていない。「あと3年あるとは思っていない。この1年半の準備が勝負です」。矢野は自らWリーグを引退した選手らに3人制参加を呼び掛けている。

 ◆矢野 良子(やの・りょうこ)1978年(昭53)12月20日、徳島県生まれの38歳。城北高卒業後、WリーグのJOMO(現JX)、富士通、トヨタ自動車でプレー。日本代表として04年アテネ五輪出場、08年北京五輪、12年ロンドン五輪は最終予選敗退。内外こなすオールラウンドプレーヤー。1メートル78、72キロ。

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