柔道羽賀に清水氏“金トレ”、世界選手権連覇へ短期集中の教え

[ 2017年7月7日 05:30 ]

スピードスケートの清水宏保氏(手前右)が経営するジムでトレーニングを行った柔道男子の羽賀(同左)と大野(奥)
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 柔道男子100キロ級の羽賀龍之介(旭化成)が、金言を胸に世界選手権(8、9月、ブダペスト)で2連覇を目指す。スピードスケートの清水宏保氏が札幌市内で経営するジムでトレーニング合宿を公開し、長野五輪金メダリスト考案のメニューを行った。横の動きや得意の内股強化のためのレッグカールなどで下半身をいじめ抜いた羽賀は「普段はやらない動きが多く勉強になる。今後も継続したい」と汗をぬぐった。

 清水氏の下での合宿は3年連続3回目。心の琴線に触れたのが“短期集中”の考え方とトレーニング方法で「例えば10本走る場合、今までは全部頑張っていたが、3本でいいから120%の力を出すというのが清水さんの考え。柔道に生かせる」と語った。試合ではここ一番の爆発力につなげられそうで開幕まで2カ月を切った大一番で成果を発揮する。

 《大野五輪V2へ最高の経験》リオ五輪73キロ級金メダルの大野将平(旭化成)は、今回の合宿で清水氏と初対面。下半身に特化したトレーニングはさることながら、20年東京五輪での2連覇を目指す立場として「自国開催の五輪の金メダリスト。実際にお会いできてかけがえのない経験」と語った。清水氏も「自分を追い込むのがうまい。(トレーニングで)一本一本に真剣勝負ができる」と大野の集中力を高く評価した。

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2017年7月7日のニュース