高安、故郷で歓迎受ける 土浦市の母校など訪問

[ 2017年6月9日 18:15 ]

 大相撲の新大関高安関(27)=本名高安晃、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が9日、故郷の土浦市を訪れ各所で歓迎を受けた。母校の土浦第一中では、生徒を前に「私は縁あって相撲の世界に進んだが、皆さんもひた向きに夢に向かって進んでほしい」とあいさつした。

 在校生と共に校歌を口ずさみ、握手を交わした。中学卒業後に角界入りした高安関は「12年前と(校舎は)全く変わりないけど、小さく感じた。懐かしい」と柔和な笑みをたたえた。

 土浦市役所前で行われた市民との交流会には約千人が集まり、即席の握手会も実施した。「厳しい相撲界で頑張れたのは土浦、茨城の皆さんの支えがあったから。優勝して上り詰めたい」と横綱昇進を誓った。

 土浦後援会の会長も務める中川清市長は「昨年は450人ほどだった後援会が千人に迫っている。みんなが素直に喜べるスポーツはいい」と地元の英雄の凱旋に笑顔で語った。

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2017年6月9日のニュース