稀勢「気持ちに応えないと」負傷休場の付け人へ贈る白星

[ 2016年7月18日 05:30 ]

琴勇輝(手前)をはたき込みで破り1敗を守った稀勢の里

大相撲名古屋場所8日目

(7月17日 愛知県体育館)
 突き押し相撲の琴勇輝をつかまえきれなくても、稀勢の里は慌てなかった。下がりながらも左からおっつけ、はたき込みで転がした。冷静な対応を「いいんじゃないですか」と振り返った。

 付け人を務めていた芝田山部屋の前田は6日目の負傷により休場。30歳の誕生日の翌日にケーキを贈られるなど、部屋を超えて自身をサポートしてくれる大切な仲間だった。この日の朝稽古後には「よくやってくれました。気持ちに応えないと」と決意を新たにし、きっちりと優勝争いに踏みとどまった。

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2016年7月18日のニュース