カリー、罰金260万もファイナル第7戦は出場可能

[ 2016年6月18日 12:33 ]

神妙な面持ちで会見するカリー(AP)

 NBAは17日、ファイナル第6戦(16日=クリーブランド)で6反則目(退場処分)を審判にコールされた際にマウスピースを投げ捨てたウォリアーズのステファン・カリー(28)と、試合後の会見で「不適切な判定だ」と審判を批判したスティーブ・カー監督(50)に対し、それぞれ2万5000ドル(約260万円)の罰金を科した。ただしカリーの最終第7戦(19日=オークランド)の出場は認められた。

 NBAでは何かを投げたり蹴ったりした場合には出場停止処分の対象。2012年には当時ラプターズに所属していたアミール・ジョンソン(29=現セルティクス)がカリーと同じマウスピースを投げ捨て、それが審判の背中に当たったために1試合の出場停止処分を科せられていた。

 カリーが投げたマウスピースはコートサイド席にいた男性の左肩を直撃。しかしカリーはすぐに謝罪し、男性も笑顔でそれに応対していた。仮にそのマウスピースがジョンソンと同じように審判に当たっていた場合には、雌雄を決する最終戦にウォリアーズの大黒柱が不在になっていたとも考えられるだけに、第6戦でのカリーの行為はかなり危険なものだったとも言える。

 なお同類の処分での最高罰金は、マーベリクスのリック・カーライル監督(56)に対して科せられた3万5000ドル。同監督は2012年2月2日、蹴ったボールがファンの頭部を直撃して処分の対象となった。

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2016年6月18日のニュース