稀勢綱獲りへさらなる下半身強化を「いい状態で名古屋に」

[ 2016年6月18日 06:40 ]

激しい取組を見せる稀勢の里

 大相撲の田子ノ浦部屋が香川県観音寺市の大野原八幡神社で合宿を開始し、名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)で綱獲りに挑む大関・稀勢の里(29)も参加した。2場所連続13勝となった5月の夏場所は下半身の安定感が際立ったが、合宿ではさらなる下半身強化に着手。宿舎から5キロの道のりを約1時間かけて歩いた。「しっかり体をつくって、いい状態で名古屋に入りたい」と気合を込めた。

 約250年前の江戸時代に作られたという由緒ある土俵には一昨年に屋根がつき、この日は大野原小の全校児童650人を含め約1500人が見学。幕内・高安との三番稽古では11番で10勝1敗と力強さを披露し「非常にいい稽古ができた」と充実感を漂わせた。

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