松山1日遅れ“開幕”初日雷雨サスペンデッドでプレーできず

[ 2016年6月18日 05:30 ]

第1Rの12ホールでティーショットを放つ松山(AP)

米男子ゴルフツアー 全米オープン第2日

(6月17日 米ペンシルベニア州 オークモント オークモントCC=7274ヤード、パー70)
 順延された第1ラウンドの残りが行われ、前日スタートできなかった松山英樹(24=LEXUS)は1番から出てアウト9ホールを終えて2オーバーだった。谷口徹(48=フリー)は9ホールを終えて4オーバー。残りホールを消化した谷原秀人(37=国際スポーツ振興協会)は70、宮里優作(35=フリー)は73、池田勇太(30=日清食品)は75で第1ラウンドを終えた。

 1番、松山は1Wを強振し第1打をフェアウエーに運んだ。第2打は右手前カラーに止まったが、パターで15メートルから50センチに寄せてパー発進。2番は2・5メートルのパーパットを入れて、3番も寄せワンでパーをセーブした。

 4番パー5では5メートルに2オン。イーグルパットは外れたものの、2パットでバーディー。しかし5番では手痛いミスを犯した。フェアウエーから打った第2打はグリーン左奥バンカーへ。第3打で寄せきれず5メートルのパーパットを1メートルもオーバー。返しも外してダブルボギーを叩いた。9番ではティーショットを右のバンカーに打ち込み4オン1パットのボギー。2オーバーで折り返した。

 日本男子初のメジャー制覇を目指す松山は「普通の1試合だと思ってやれればいい。特別な意識をして、いい結果が出るなら毎回している」と平常心を強調していた。

 オークモントCCは大会史上最難関と言われる。コースを確認した松山は「全部(の要素が)難しい。長さもあるし」と話していた。ただ、ショットの不振で予選落ちしたメモリアル・トーナメント後の1週間のオフで修正。「いい形にはできた。ここに勝つための準備をするだけだった」と手応えを得て乗り込んでおり表情は明るかった。

 2月のフェニックス・オープンで米ツアー通算2勝目。4月のマスターズでは優勝争いの末に7位。ビッグタイトル獲得を視野に入れて15度目のメジャーに臨んだ。

 初日は3度の中断の末サスペンデッド。午後1時すぎのスタート予定だった松山は待たされた揚げ句、結局1ホールもプレーできなかった。しかし1日遅れのラウンドにも集中して臨んだ。

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2016年6月18日のニュース