ウォリアーズがタイ勝 カリー爆発、今季初の連敗を阻止

[ 2016年5月19日 14:00 ]

28得点を挙げたウォリアーズのカリー(AP)

 NBAは18日に西地区決勝の第2戦をカリフォルニア州オークランドで行い、初戦を落とした1位ウォリアーズが118―91(前半57―49)で3位サンダーを下して1勝1敗。2年連続でシーズンMVPに選ばれたステファン・カリー(28)が第3Qでの17得点を含む28得点を挙げて今季初の連敗を阻止した。

 カリーは第1Qで11得点を挙げたものの第2Qは無得点。しかし第3Qの4分51秒から6分49秒までの1分58秒間に3本の3点シュートなどで1人で連続15点を挙げ、一気にサンダーを引き離した。

 サンダーはケビン・デュラント(27)が35分の出場で29得点を挙げたが、第3Qにカリーが3点シュートを放った際の反則にクレームをつけてテクニカル・ファウルをコールされ、ワンプレーで計4本のフリースローを献上。これがカリーの“秒殺15点”の導火線となった。

 ウォリアーズはアンドレ・イグダーラ(32)が14得点、マーリース・スペイツ(28)が13得点、フェスタス・イジーリ(26)が12得点を稼ぐなどベンチ・プレーヤーも活躍。前半はカリーとこの日15得点のクレイ・トンプソン(26)へのマークがきつかったが、2人のシューターへの圧力を分散させる役目を控え選手がきちんと果たした。

 サンダーは勝負が決着するまでは8人ローテーション。11人で回していたウォリアーズに比べて実動部隊の数が少なく、前半でディフェンスに労力をかけた分、後半に入ってスタミナが切れてしまった。

 第1戦で27得点をマークしたラッセル・ウエストブルック(27)は16得点どまり。ベンチ・プレーヤーによる得点は29―50と大差をつけられ、このカードの今季過去4戦ですべて上回っていたチーム・リバウンド本数でも36―45と優位に立てなかった。

 ウォリアーズは今季、負けたあとの試合では12戦全勝。平均点差は16点と抜群の“修復力”を維持している。問題は敵地オクラホマシティーで行われる第3戦(22日)と第4戦(24日)で1勝できるかどうか。ホーム・アドバンテージを奪い返すにはこの2試合が正念場となる。

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